セイケ クミ   SEIKE Kumi
  清家 久美
   所属   立命館アジア太平洋大学  アジア太平洋学部
   職種   教授
研究期間 2010~2012
研究課題 〈地域〉をめぐる活動/運度に関する現代的意味についての研究
実施形態 個人研究
研究区分 科学研究費助成事業
研究委託元等の名称 日本学術振興会
研究種目名 基盤研究(C)
科研費研究課題番号 22530597
キーワード 現代社会論, 地域, NPO, 職人, 社会運動論, 協同組合, 労働疎外, 自由, 伝統的職人, 都市の運動, 運動, 日本思想, 連帯
代表分担区分 研究代表者
代表者 清家 久美
連携研究者 竹沢 尚一郎
概要 構造論的意味論の視点からはZ.Baumanのいう近代における「脱埋め込み」からA.Giddensの主張する「自我の再帰的プロジェクト」を通して、U.Beckの提案した「再埋め込み化」の過程で、(1)伝統概念や(2)それに付随する地縁や「身なし」の土地観の共有、(3)食べもののルーツの顕在性、(4)具体性、(5)対面性などのデータベースを選択する人々が地域活性化の活動や運動をおこなう理由の一つであることが明らかになった。特に新潟のNPO法人かみえちごは、概念としての小さな集落を〈クニ〉と呼び、地域単位の社会構想を提示している。その一つは小さな集落における人々の労働/仕事のあり方であり、NPOとの協同による職人集団=建具協同組合は、それぞれが本来持っていた職人としての失われた誇りを回復し、よい労働状況を可能にしている。