タハラ ヒロキ   TAHARA Hiroki   田原 洋樹    所属   立命館アジア太平洋大学  アジア太平洋学部    職種   教授
研究期間	2005～2006
研究課題	ベトナム語教授法・教材開発のためのベトナムの言語状況の実態調査
実施形態	個人研究
研究区分	科学研究費助成事業
研究委託元等の名称	日本学術振興会
研究種目名	若手研究(B)
科研費研究課題番号	17720143
キーワード	正書法, 言語政策, 言語事情, 言語教育, 言語生活, 使用頻度が高い語彙, ベトナム語教育, ベトナム語
代表分担区分	研究代表者
代表者	田原 洋樹
概要	ベトナム語の教育に関しては、少数民族への「第2言語」としてのベトナム語教育、外国人対象のベトナム語教育の双方から迫ってみた。さらに、いわゆる「民族暴動」以降は、少数民族居住地帯で公務に就く幹部に少数民族語の学習と能力試験受験が課せられたとのことで、若手幹部から実情を聴き取り調査した。一方、外国人向けのベトナム語教育では、韓国人ベトナム語学習者およびベトナム人韓国語学習の激増に伴って、越韓および韓越辞典や教材の出版が隆盛したが、越日・日越では顕著な進展がないことが分かった。そこで、ベトナム人研究者の助言と協力を受け、ベトナムの主要な新聞を基礎資料に、頻出語彙およそ5000を選出した。これは、文字情報に限定されているものの、現在のベトナム人の言語生活を反映したデータであり、今後のベトナム語教育で役立てていくこととしたい。