シン キミエ
SHIN Kimie
秦 喜美恵 所属 立命館アジア太平洋大学 教育開発・学修支援センター 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2011/10 |
形態種別 | 大学・研究所紀要 |
標題 | 「アクティブラーニングプログラム「FIRST」で学生は何をどう学びどのように変化したか~2010年秋FIRST参加学生の追跡調査より~」 |
執筆形態 | 第一著書 |
掲載誌名 | 『POLYGLOSSIA』 |
巻・号・頁 | (21),69-77頁 |
著者・共著者 | 板井芳江、片山智子、清水昭子、住田環 |
概要 | 2010年秋に実施した「FIRST」参加者5名に対し、プログラム終了6か月後にこのプログラムでの体験と自分自身を振 り返ってもらうためのインタビューを実施した。そのインタビューから参加者の語りを記述し、「グループ活動に対する考え」「日本語使用」「日本あるいは日本人に対する意識」「自己変容」に注目して分析を行った。その結果を「協同学習」の基本条件である①肯定的相互依存、②促進的相互交流、③個人と集団の責任、④集団作業スキルの発達、⑤グループの改善手続き、の5つに照らし合わせ考察した。課題や目標が共有され相互信頼が構築されたグループでは、お互いの状況をより理解し、学び合うことが可能になり、目標達成に向かうためのメタ認知レベルからのコミュニケーション・スキルの調整がなされていることが明らかになった。この調整プロセス自体が主体的かつ積極的な学習であると言えよう。プログラム終了から時間をおいてインタビューを実施したことで、参加者自身がプログラム直後にはわからなかった自分の変化に気づいたところもあり、プログラム終了後の追跡調査の重要性が示唆された。 |
ISSN | 1345-0891 |