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            シン キミエ
            SHIN Kimie
           秦 喜美恵 所属 立命館アジア太平洋大学 教育開発・学修支援センター 職種 教授  | 
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| 言語種別 | 日本語 | 
| 発行・発表の年月 | 2022/03/31 | 
| 形態種別 | 学術論文 | 
| 査読 | 査読あり | 
| 標題 | 留学生向け初年次教育として行われたフィールドトリップ活動の効果:日本語でのアンケート依頼の過程で学習されたソーシャルスキルに焦点を当てて」 | 
| 執筆形態 | 第一著書 | 
| 掲載誌名 | 社会システム研究 | 
| 掲載区分 | 国内 | 
| 出版社・発行元 | 立命館大学社会システム研究所 | 
| 巻・号・頁 | 44,61,-92頁 | 
| 総ページ数 | 32 | 
| 担当範囲 | 全般 | 
| 担当区分 | 筆頭著者 | 
| 著者・共著者 | ◎秦喜美恵
 中野祥子 田中共子  | 
| 概要 | 来日直後の留学生にとって,日本社会への適応をよりスムースに行うには,日本
 語を履修すると同時に当該社会の社会文化的文脈における行動の学習,ソーシャル スキル学習が有効である.留学生向け初年次教育として,来日して間もない留学生 同士がお互いに学び合える小グループになり,ソーシャルスキル学習の場を地域社 会に移しフィールドトリップを実施した.本研究では,各自が使える日本語を駆使 し日本語でのアンケート依頼を通して,地域市民との相互交渉を体験し試行錯誤し てもらった体験の語りから,初対面の日本人へのアンケート依頼の過程で学習され るソーシャルスキルに焦点を当て分析した.初対面の日本人への依頼場面において, 自分なりに効果的に思われる振る舞い方を身につけていったことが明らかになった. その要因として,自己効力感(Bandura, 1977)を高める条件にも挙げられている, 成功体験の積み重ね,他の人のやり方を真似て自分もできるようになったこと,振 り返りで改善点を話し合い TA からフィードバックをもらえたことが明らかになっ た.地域社会でのソーシャルスキル学習を通して,やればできる自信が獲得され た .  |