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ミト タカヒサ
MITO Takahisa
水戸 貴久 所属 立命館アジア太平洋大学 言語教育センター 職種 嘱託講師 |
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| 言語種別 | 日本語 |
| 発行・発表の年月 | 2025/12/21 |
| 形態種別 | 学術論文 |
| 査読 | 査読あり |
| 標題 | 2021年クーデター後のミャンマーにおける日本語教育―情勢不安下における言語文化教育の意義の考察― |
| 執筆形態 | 単著 |
| 掲載誌名 | 言語文化教育 |
| 掲載区分 | 国内 |
| 巻・号・頁 | 23,32-54頁 |
| 総ページ数 | 24 |
| 概要 | 本研究では,2021年クーデター後のミャンマーにおける日本語教育の現状を,現地の日本語教育関係者の語りと各種データをもとに分析した。クーデター以降,外国企業の撤退や失業者の増加,徴兵制の開始などによる社会不安の中で,若者は一刻も早い出国を目指し,日本語学習を生き抜くための手段として位置づけていることが明らかになった。ま
た,日本側の人材需要と現地の出国希望が結びつき,日本語学校では日本語能力試験合格を優先した教育が広がっていた。 一方で,日本語教師の国外流出により教育の質と担い手不足が深刻化していることも浮き彫りとなった。 学習者にとって日本語は「生き延びる力」であると同時に,このような現状はクーデター前に目指した教育目標と逆行し,現地の教育関係者に葛藤をもたらしていた。こうした現状を踏まえ,先行研究と照らし合わせることで,情勢不安下の言語文化教育の役割とは,困難の中で生を繋ぐ人々の希望を支える営みであることを示した。 |