チョウ ブンセイ
ZHANG Wenqing
張 文青 所属 立命館アジア太平洋大学 言語教育センター 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2025/07 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 中国語「能、会、可以」と可能補語の教授法について―知覚訓練法フレーズ・シャドーイングを用いた練習の効果― |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『東アジア教育研究』 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 東アジア教育研究所 |
巻・号・頁 | (20号),98-121頁 |
総ページ数 | 24 |
担当区分 | 責任著者 |
著者・共著者 | 張 文青 |
概要 | 中国語を第二言語として学ぶ学習者にとって、可能表現「能、会、可以」や可能補語の否定形式の習得は難しく、誤用も多く見られる。特に、行為の実現が不可能な状況で用いられるべき否定形式の可能補語の習得は困難である。本研究では、認知言語学の観点から、知覚訓練法であるフレーズ・シャドーイングがこの文法習得に与える効果を検証した。本研究では、40文の中国語フレーズを用い、2週間にわたり各フレーズを4回、計160回のシャドーイングを実施し、事前測定・シャドーイング練習・事後測定の3段階で学習成果を評価した。分析の結果、練習後には誤答数が減少し、正答数にも統計的に有意な改善傾向が見られた。この結果から、連続フレーズ・シャドーイングが可能表現の習得に有効であることが示された。したがって、中国語の可能表現において、実践的かつ効果的な教授法としてフレーズ・シャドーイングの導入を提案する。 |