オオタケ トシツグ   OTAKE Toshitsugu
  大竹 敏次
   所属   立命館アジア太平洋大学  国際経営学部
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2014/01
形態種別 大学・研究所紀要
査読 査読あり
標題 日米比較によるリテール市場再活性化に向けた三位一体の政策提言
執筆形態 第一著書
掲載誌名 政策情報学会誌
巻・号・頁 7(1),1-9頁
概要 2010年6月に改正貸金業法、同年12月に改正割賦販売法が完全施行されて以来約3年が過ぎ、リテール市場におけるプレーヤーの資金需要者である個人消費者、資金供給者である貸金業者、割賦販売会社、または預金取扱金融機関、そして与信情報を管理する信用情報機関はリテール市場の変化に大きく巻き込まれ現在に至っている。
多重債務者や自己破産者の減少という全面施行の目的は達することが出来たと考えられる一方、縮小したリテール市場の再活性化のために、資金需要者である消費者を保護する仕組みを整え、資金供給者はリスクに応じた新商品を開発し新たなビジネスモデルを構築するとともに、数理統計を応用してリスク管理を厳格に行い、市場のリスクの精緻化のため信用情報機関が情報の整備・モデルの開発を進めることを一体化して行うことが求められている。つまり、資金需要者に対する消費者保護、資金供給者におけるリスク管理の促進、そして信用情報センターの役割の増加という横断的な骨組みによる三位一体の政策がリテール市場の再活性化のために必要不可欠であり、本稿において米国の状況を例示しながら三位一体の具体的な政策提言をする。ただし、ここでリテール市場とは特に断りがない限り個人向けの無担保融資の市場を意味する。