ツツイ クミコ
TSUTSUI Kumiko
筒井 久美子 所属 立命館アジア太平洋大学 教育開発・学修支援センター 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2021/03 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 「Withコロナ」時代における初年次セミナーのあり方
-立命館アジア太平洋大学における実践の結果を踏まえて- |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 立命館高等教育研究 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | (21) |
著者・共著者 | ◎立山 博邦
カッティング 美紀 筒井 久美子 |
概要 | 本稿では、2020年度前期にコロナ禍で急遽、対面に代えて同時双方向型(同期型)のオンライン授業として実施された立命館アジア太平洋大学の初年次セミナー「スタディスキル・アカデミックライティング(SSAW)」の実践とその結果を報告する。SSAWは、大学で学ぶための技能の習得、大学で学ぶための態度の形成、大学への社会的統合を目的とし、授業方法においては学部生TAの活用と協調学習を特徴としている。これらの目的・授業方法はオンライン授業にそのまま引き継がれた。受講生およびTA対象のアンケートの結果、オンラインによるSSAWは、学習技能の習得には有効であったが、学習態度の形成と大学への社会的統合という点では比較的に有効性が低かったこと、また、その理由として、オンライン授業であるがゆえに学部生TAの活用と協調学習の多様な効果が限定的にしか表れなかったことが明らかになった。これを踏まえ、今後のSSAWのあり方を検討する。 |