ハナムラ ヒロシ   HANAMURA Hiroshi
  花村 博司
   所属   立命館アジア太平洋大学  言語教育センター
   職種   嘱託講師
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2015/09/30
形態種別 論文(学術誌・プロフェショナル誌)
査読 査読あり
標題 日本語の会話における話題転換表現―新出型・再開型・前提提示型という話題転換の型による使いわけ―
執筆形態 単著
掲載誌名 社会言語科学
巻・号・頁 18(1),75-92頁
概要 話題転換の型による話題転換表現の使いわけをあきらかにした。転換後の話題が以前の話題とつながらない新出型では,先行話題の終了を示す沈黙が出やすく,接続表現は出にくい。転換後の話題が以前の話題とつながる再開型では,接続表現が出やすく,言いよどみは出にくい。話題を継続するための前提的発話が直前の話題とはつながらない前提提示型では,言いよどみのあとに沈黙が出やすく,先行話題終了の沈黙は出にくい。
 つながりのあるいくつかの発話a1, a2, … an から構成されるまとまりを話題A と考えると,これまでの研究で取りあげられていない前提提示型話題転換は,話題A につながる話題B の最初の発話b1 が直前の話題A とはつながらない。たとえば,「ダブルワーク」についての話題A に,「平日の休みにバイトしてくれと嫁に言われる」という発話bn を追加する前提として,「時短休暇は平日休みになるシステム」という説明の発話b1 を入れるような場合である。
 聞き手とのあいだに認識のずれが生じないように,話し手が話題転換表現を使いわけていることがわかった。
DOI 10.19024/jajls.18.1_75
ISSN 1344-3909