イタバシ タミコ
ITABASHI Tamiko
板橋 民子 所属 立命館アジア太平洋大学 言語教育センター 職種 特任講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2024/03 |
形態種別 | 大学・研究所紀要 |
査読 | 査読あり |
標題 | 大学の日本語授業において「問う力」を養成する意義 ―「問い」の評価基準の変化と学生の成長― |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | APU言語研究論叢 |
出版社・発行元 | APU言語研究論叢編集委員会 |
巻・号・頁 | 9,31-43頁 |
総ページ数 | 13 |
著者・共著者 | 花村 博司、板橋 民子、井上 佳子、隈井 正三、黒田 弘美 |
概要 | 日本語上級クラスの「探究活動」では、意義のある「問い」を立てるプロジェクトを行っている。問いやその評価について教員が学び、教育活動の改善を通して学生が良質な問いを立てられるようになるための学習デザインの確立を目指した。具体的には、問いをつくる練習を重ね、「良い問い」について学生同士で話し合ったり、問いを評価するルーブリックを作ったりする活動を行った。本研究では、「問う力」を養成する意義について、履修生に対する修了直後のアンケート、修了半年後のアンケート、およびインタビューを実施し、「問い」の評価基準の変化と学生の成長という観点から分析を行った。その結果、学生が考える「良い問い」が、形式重視の質問から思考を促進させる質問に変化したことがわかった。また、問いをつくるスキルをほかの授業においてだけでなく、奨学金申請や就職活動、さらには趣味の時間など、多様な場面で利用していることが明らかになった。 |