FUJII Seiichi
   Department   Ritsumeikan Asia Pacific University  College of International Management
   Position   Professor
Language English
Publication Date 2016/01
Type Bulletin of university, Research institution
Title 日本の製造業が実践する統合重視の開発マネジメント
顧客製品マトリックスの花王への適用-
Contribution Type First author
Journal RJAPS(Ritsumeikan Journal of Asia Pacific Studies)
Volume, Issue, Page 34,pp.154-169
Author and coauthor 李根煕
Details 本研究では、日本の製造業がどのようにプログラム統合マネジメントを重視しながら開発マネジメントを構築してきたのかを分析するために、先進的な価値の概念に関する先行研究をレビューし、分析用の顧客製品マトリックスを設定した。そして、日用品業界のリーダー企業である花王を選び、その製品群を顧客製品マトリックスにプロットし、現在の状況の分析、50年前と現在の比較、10年ごとの変遷考察、他社との比較、を行った。その結果、BtoB加工品市場とBtoC完成品市場のシナジーを図る花王のビジネスモデルが明らかになった。さらに、花王のBtoC完成品市場に位置づけられる製品群は、完成品から加工品まで幅広い特性を持つ場合があり、これに対応する開発マネジメントを、構築してきたことも分かった。